HOME > 求道のあかし  
 

   巻頭文(求道のあかし)

令和7年9月1日
佐田靖治


 
 今月の月例会では、今までにない形が出現して混乱している現状を報告したのであるが、混沌としていて何が何だかわからない講義になってしまっている。それをここで少し整理しておきたいと思う。新展開のまっただなかで手探りしている仕組みの解説なので、満足のいく報告にはならないのも止むを得ないことであった。一週間ほど過ぎて少し明確になって来たので、講義録の補足をしておきたいと思う。

 簡単に言えば、廃墟の過去が現れてきたというだけのことである。伏魔殿側がそれを隠しまくって攪乱するので、何が何だかわからなくなってしまっているが、要するに三層目、四層目の廃墟が出現してきて、その扱いに困った伏魔殿側がこちらにその処理をさせているのである。

 無限に廃墟が広がっているということは、今までに嫌というほど解説し続けてきた。しかしその内容は近い周辺に限られており、しかも伏魔殿側がその支配維持をし続けているということだけであった。しかし仕組みが大幅に拡大したために、伏魔殿側の包囲網にほころびが出てきて、それが今回破れてしまったのであった。それでその外に新しい廃墟があることが判明したのであった。

 今までは一層目の廃墟から二層目の奥に向かっての大掃除だったわけであるが、今回見えてきた新しい廃墟は、今までの廃虚の奥の三層目、そればかりではなく四層目までが繋がって出現してきたのであった。伏魔殿側は自分たちの支配領域であるということでその内容を明かすことを拒み、偽情報で攪乱してその実態を隠しまくってきている。そのため新体制側は何のことかわからない状況の中で、もがきながらも懸命に浄化活動を続けているのが現状である。

 果てしない廃墟が何層になっているかは全くわからない。ここに来てやっと四層レベルにまで奥まり広がっただけのことで、この宇宙の時空の謎はまったくわからない。それは伏魔殿の機械体制側でも同様で、彼らはそのためにこちらを攪乱して元の木阿弥に戻そうとしているのではないかと思われる。廃墟はただの四層や五層ではなさそうで、百層、あるいは千層重なっているかもしれないのである。

 廃墟の機械のゴミ捨て場から発生の源へ帰ろうとする食い潰された自然のエネルギーや無源のエッセンスは、最初の段階からあったのではないかと思われる。しかしその出て来る芽をことごとく廃墟の機械体制が食い潰してしまうため、ここまで深々と沈み込んでしまったのだと思われる。それを突き破ってここまで仕組みを推し進めてきたのが、総合先導役の佐田であるということが明らかになってきた。

 それが認められずに佐田を抹殺しようとする伏魔殿側からの仕掛けは厳しさを増しているし、正統派の宇宙の場合もそれを認めない実力派が、佐田より先に立とうとして狂い回っている。それが伏魔殿の養殖宇宙の中心はじめ宇宙として飾られているし、最高三回目の風船宇宙軍団となって埋もれているのである。彼らは佐田より先に進みながら全部潰れてしまっている。そして潰れ潰し、潰し潰れの伏魔殿体制の代表部を構築することになっているのが現実である。佐田宇宙は今でも二回目の途中でウロウロしているだけなのだが。


 この巻頭文は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。

 

 
 
Copyright © 1998-- Shikumi-no-kai,Inc. All right reserved.