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今月の月例会では封じられて話題に困ってしまったのであるが、終わったとたんに仕組みが大きく動き出した。そのための封じ込めであったのかと思わされたのであるが、その前に展開していれば、それなりに面白い話もできたわけで、残念なことであった。その穴埋めをここですることになるのであるが、それが思ったように簡単にはやらせてくれない背後操作が続いている。
問題は仕組みが廃墟の機械体制を乗り超えてしまったところにあって、それ以上の廃墟活動が伏魔殿側にできなくなったところにあった。その対策をどうしようかとあちらは懸命に探り続けているのであるが、当面の対処法としては、総合先導役の佐田に対する総攻撃、それがもっとも簡単な手段であるため、こちらの身体が痛めつけられる展開となってきている。
腰痛を中心にした総攻撃に対しては、最近はかなりうまくしのぐことができるようになってはいたが、ここにきて劇痛に近い痛みで腰腹部を攻め立てることで仕組み潰しをはかってきた。総力戦では負けるようになってきたので、各個攻撃で攻めまくるという手段なのであった。そのことは以前からあることはあったのであるが、ここに来てその目標が厳しく狭められてきたのであった。
廃墟はまだ広がっていたのであるが、今までのように外に逃げることで対応することができなくなったことは、仕組み側にとっては素晴らしい成果で、それだけのことで判断すれば、これからは圧倒的な仕組み活動ができるという思いに誘われるのであるが、それがこちらが思ったような調子ではできないのである。なぜそうなのかといろいろ手探りしてみるのであるが、なかなかその正体がつかめずにイライラが続いていた。
その手掛かりがつかめたのは、結局元の黙阿弥のような当たり前の原因が目の前に立ち塞がっていただけのことであった。つまり無源そのものに原因があったのである。機械で対応する場合、機械体制には限度があり、その限度を超える勢力を正統派が構築することができたことは画期的なことで、それ以降はこちらが優勢に仕事を進めることができることになる。その余裕が心地よかったのであるが、それをあざ笑うような劇痛がこちらの身体に仕向けられてくるのであった。
それは裏切り行為であって、その行為に対しては太陽系を解消するほどの値打ちがあるとされるものではあるが、その背後に無源の意志そのものがうごめいているということになると、問題はまったく別の様相を呈してくる。無源はまだ廃墟の伏魔殿体制を放棄してはいないからである。正統派が勢力を伸ばしたとは言っても、廃墟伏魔殿側にはまだ膨大な領域が残されているし、独立系の正統派宇宙もたくさんある。そのことが伏魔殿側にもまだまだ余力があるとされるわけで、こちらの対処法をさらに上げて対応しなければ、自分の身体さえ保てない状況となっているわけである。
なかなかこちらの思うようにはさせてはもらえないが、こちらが優勢になってきているという思いは、何ものにも代えがたいものがある。
この巻頭文は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。
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