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   巻頭文(求道のあかし)

令和8年2月1日
佐田靖治


 
 本年のお言葉「思案と調整」の中身が次第に明らかになってきたので、そこらあたりの解説をしておこう。今年に入ってからの変化は、去年までと違って拡大していく廃虚によって新世代の課題を埋め込む形のものとなっており、仕組みの立場からは何が何だかわからないものとなっていた。そのことの解説を一月かけてやってきたし、月例会の講義でもそのことの繰り返しをするしかなかった。

 ところが一月ほど過ぎてその流れを観察していると、新世代の新精霊界、新自然に向かって拡大し続けている廃墟は、復路の中身であることがわかってきた。当然のことではあるが、その中身がどうなっているのかがわからなかったのである。その姿が少しずつ明確になってきてみると、何のことはないただの拡大調であるに過ぎなかった。そのやり口は以前の仕組みの拡大の繰り返しだったのである。

 つまり第一段階の神界コースの仕組みを踏襲している姿が現れてきたのであった。もちろんそれは大きく拡大したものであったし、目標が神界コースから冥界魔物自然神コースへと二段階拡大しているということにはなるのだけれども。間に物領賢者コースが入っていて、科学によって攪乱されてしまっているが、それを整理していくと拡大した最初の仕組みの姿が現れてきたのである。

 拡大されていった廃墟体制の中で、仕組みは若い世代の新精霊界、新自然に向かって進んでいき、その進化した形は太陽系の宇宙を超えて、次の基本宇宙へと大きく成長し続けていった。ところが廃墟体制はそれを膨大な廃墟で埋め尽くしてくるのであった。そのヘドロに埋め込まれた仕組みメンバーは、理念化してしまうほどのダメージを受け続けているのであった。

 しかし先行組と後続の廃墟との間には膨大な時空が挟まっており、それを整理するために五段階の形を取っていたが、仕組みメンバーの努力によって下の二段階が上の三体制に回収されて純度を上げていった。つまり機械体制、魔神体制、正しい体制の三段階ということであるが、それは廃墟体制の養殖宇宙から脱皮し続けている仕組みの大河宇宙の新しい体制なのである。

 下の二段階が上の段へと合流して大きくなり、純度を上げていくにつれて、廃墟体制はさらにそれを埋め尽くそうと拡大し続けていった。仕組みの総合先導役はそれを買い取り続けて大きくなっていったが、その姿は基本宇宙を超えて宇宙機構から最上階へ上昇し、さらには構造界から独立宇宙へと拡大していった。新しく生まれ変わり続けていく新精霊界、新自然界はそれについてこれずに滞っていたが、廃墟体制はそれを埋め尽くし食い潰そうと全勢力で襲いかかってくるのだった。

 それに対して総合先導役は、押し流されてくる廃墟を買い取り食い返し、自らの源を確保し続けていった。そして独立宇宙から体系宇宙、さらには小枠、中枠、大枠へと拡大して中身の調整をし続けていった。そして大枠が五個までになったとき、仕組みの新しい形が見えてきたのであった。それは新生脱皮する廃墟の拡大していく姿だったのである。


 この巻頭文は「光泉堂だより」に毎月掲載しているものです。

 

 
 
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