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No.40 世は賢者ばやり

平成14年4月30日
佐田靖治


最近は日本ばかりではなく世界でも賢者がはやる。もともと賢者人気は世界中にあるわけだが、このところそれが宗教的領域での特殊な関心ではなく、一般大衆的なレベルにまで広がってきた感じがある。本来は秘密めかした神秘性を売り物にしている魔術や超能力が一般化して、特殊能力的な楽しみ方を追求するような風潮が現れている。

そのことにはもちろん理由がある。賢者という存在は、今までは霊界上部のハイラーキーとか仏界の密教領域とか、あるいは現代的にはブラザーフットと呼ばれる神界下部の組織とか、その他仙道、カバラ、ドルイド、フリーメーソンなど、その他もろもろの秘密結社につながる超能力者がイメージされていた。しかし、現代の賢者ばやりはそれとは別の要素があるということを説明してみよう。

今宇宙の仕組みは幽冥界の賢者の課題に移行している。2000年以降のことである。この仕組みを人類第6回目の第4世代の仕組みと呼ぶ。A.D.2000年前後にセットされた人類第6回目の仕組みの第1世代は霊界コース、第2世代は仏界コース、第3世代は神界コース、そして第4世代が2000年から始まった幽冥界の物領賢者コースである。

物領賢者とは物質下部の特殊領域に住んでいる賢者のことで、水中人、地中人、空中人がそれにあたる。これらの賢者グループは、物質レベルより上層部にある前述の異次元メンバーとは違って、物質世界よりも下の異次元領域に住んでいるメンバーである。

このメンバーは元は物質肉体を持っていた超古宇宙の科学者で、世界をコンピューター化し、すべての表現体を機械化していったグループの一つである。超古宇宙人類の科学者は、宇宙をコンピューターで管理システム化していった機械組織グループと、表現体(神、人間、動植物)をロボット化していった医科学者グループに分けられる。物領賢者はその内の後者が中心になっている。

人間社会がコンピューター化していくにつれて、そうした超古の科学者グループの影響が表に現れてきて、世はコンピューター、賢者ばやりになっているわけである。


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