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No.46 神々は妖怪になった(3)

平成14年10月30日
佐田靖治


神や仏が妖怪になったなどと書くと、まともな宗教家や信徒の方々からおしかりを受けるかもしれないが、これは冗談ではなくて本当のことなのである。これを証明する手段があればすぐにでもするけれども、住む次元が違うために、なかなか説得力のある解説ができなくて困っている。

長い宇宙の歴史の中で、宇宙は人間が作ったコンピューターによって完成され、表現体のほとんどが機械化されてしまっている。もちろん完全な機械化ということではなくて、自然の諸力を25種類に大別した内の15種類が、コンピューターエネルギー化された形ではあるが。あとの10種類は宇宙を創造した神々が確保して自然を保ったため、我々の世界はまだ本来の自然が残されているようには見える。

しかし、表現体のベースは機械化されているので、宇宙レベルでほどくと、すべての表現体が機械妖怪化する。このことは非常におぞましいことのようではあるが、宇宙運営の流れから見れば必ずしも不自然なことではない。なぜなら原始的な世界が文明化していくのは、エネルギー原則から考えても必然的な流れだからである。

そうした太陽系の神仏や先祖方、その他異次元のもろもろの方々はそうした宇宙の流れを受けて、最後の審判さながらの調整をしておられる。古い宇宙を切り替えて、新しい宇宙へと向かう道筋は、古い宇宙の妖怪化した世界から正しく生命が進化していく方向である。つまり本来の正しい神仏人間の姿に戻る形なのである。

このことは全宇宙の長い間の悲願であったが、それが今宇宙では実現しかかっている。キリスト教で言っていた最後の審判とはこれだったと思われるのだが、残念ながら今はまだ物質人間世界にまでは及んでいない。


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