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No.5 地球は人間の星

平成10年5月11日
佐田靖治


物質人間は太陽系の地球にだけにいるわけではない。我々の宇宙だけでも他の惑星系に物質人間はいるわけで、外宇宙も範囲に入れると、物質人間は、宇宙生命の一種属として分類される表現体ということになる。もちろんこれはUFOとからめて語られる宇宙人や超人とは別種の存在である。なぜなら宇宙人とか超人と呼ばれる人類は、物質界に出現できるとしても、基本的には賢者界と総称する異次元の存在だからである。

地球という惑星は、本来は物質人類が生息する星として作られているわけであるが、我々の太陽系の地球の場合は、宇宙の他の惑星とは違っている。どこに違いがあるかと言うと、地球には物質人間界のほかに、神々の住む神界が同居する形で存在している点である。人間の星には、幽界とか霊界あるいは仏界が同居することはあっても、神界が同居することは少ない。ところが我々の地球は神々が同居する星として作られている。

なぜであろうか? これは宇宙変革の根幹に触れる大きな問題であるが、それは後に取り上げるとして、地球では過去人類が物質レベルに降りる前に、幽界で神々と共に暮らした時代があったと思われる。時代がくだるにつれて人類は物質化を強め、神々との距離が遠のいた。そして人間の魂は神レベルから仏界レベル、霊界レベルへと降りていくことになった。

これが仏教や一神教が説かれはじめる原因になっている。このことは必ずしも人類の次元が落ちたということではなくて、宇宙変革の仕組みが神レベルから人間レベルに降ろされたことを意味していると思われる。特に一神教の場合はモーゼスによって説き出され、イエス・キリストによって霊界宗教化されたわけであるが、ここには物質人類が担わされることになった宇宙浄化宇宙変革の仕組みにからむ重大な秘め事が隠されている。キリスト千年王国あるいはハルマゲドンの仕組みにかかわる秘め事である。


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