HOME > 風の便り > No.23 イスラエル建国(つづき)  
 

No.23 イスラエル建国(つづき)

平成12年11月30日
佐田靖治


中東のイスラエルがユダヤ二支族を中心に建国された、と一般に考えられている表の事実に対して、陰ではエフライム十支族も帰還し続けているのではないか、ということを前回記した。このことはまだイスラエルでは表に出せないようだが、実際には十二支族が融合しているのではないかと思われる。極東の日本では千年期に大和としてヘブライ十二支族は融合していたが、中東の本拠地では二千年期の現代になってそれが実現し続けているように思われる。

このことは、世界的には一神教の預言によってとらえられてきた問題であるが、世界の縮図の日本的には、宇宙浄化宇宙変革の仕組みに絡む神々の問題としてとらえなくてはならない意味合いがある。中東の神選民族と極東の神国の問題でつながっている両者の違いは、第五回目と第六回目の神の仕組みの違いにある。

神選民族イスラエルが神国大和で第五回目の神の仕組みに取り組んで失敗したため、仕組みは千年延びた。そして、千年後の現在の日本で第六回目の神の仕組みが別立てで織り上げられている。この時期イスラエル建国が続いている意味は、第六回目の仕組みのために追い返されているからである。そこにはユダヤとエフライムの分裂の原因となった宗教問題が、第六回目の課題として隠されてあることを言っておかなくてはならない。古代の神々をつぶして一神教を立て、それを世界に広めた責任を、ユダヤを中心としたイスラエルは償う責任と義務があるのではないか?

浄化と変革を伴う宇宙の仕組みは、日本を中心とした小さな箱庭のような縮図の中のみにあるのではない。たとえ仕組みが縮図内にあるとしても、それを包囲している外部、つまり地球全世界から背景の宇宙全体、さらには発生の源までをも含めて考える必要がある。一神教は地球全体から神々を一掃しようとしている。神々は日本などのような辺境の地域に原始宗教として追いやられてしまっている。しかし、それは神々の仕組みをつぶすためであって、決して宗教的進化であったわけではない。仕組みのために神々は復活しなくてはならないからである。


back
next
 
 
Copyright © 1998-2006 Shikumi-no-kai,Inc. All right reserved.